医療現場では厳しい現実に看護師がさらされています。しかし、これは単に病院経営側だけの問題ではないことに注意したいのです。医療の現場は診療報酬などの制度によって左右される側面が強い。診療報酬のマイナス改定が医療崩壊を招き、10年度の診療報酬改定では、医師不足の問題にフォーカスした点数引き上げは実施されたが、看護師についてはその労働実態を十分に考えたものとは言えなかったのです。
第二新卒看護師の求人探しを考えている人も医療現場にはどんどん入ってもらいたいものです。国が行なっている対策法としては、2006年に診療報酬改定で導入された新看護基準が一つにあります。それは、今まで10人に対して1人の割合で看ていた基準を、7人に対して1人と変更したものです。
看護の部分の改定診療報酬では、看護師の業務負担を軽減するために看護補助加算が拡充されたが、補助者を雇うにも加算分を年収に換算すると200万円程度となり、結局、無資格者や非正規雇用でしか雇えない水準で、かえって現場が混乱するケースが出てきています。
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